当店ではどこよりも美味しいとんかつを食べてもらいたい。
自分で納得できるまで素材を吟味して、仕入れをして最高のかたちで料理をお出ししたいと思っています。
まだまだ発展途上ではありますが、ぜひともほかと比べて違いを感じてください。
「こばやし亭」のとんかつに対する情熱は誰にも負けません。
こばやし亭では、11の銘柄豚を使用しております。
そのどれもが、店主がとんかつという料理に合う肉質を追求して、
辿り着いたものばかりです。
そして、11の銘柄それぞれに特徴がございます。
肉質の違い、薫り、濃厚な脂、さっぱりとした脂……。
一言で、とんかつと言えど、大きな違いをお楽しみいただけるはずです。
福島県産「麓山高原豚」、宮崎県産「霧島豚」も加わりました。
11のブランド豚を仕入れておりますが、それ
ぞれの種類も日によって、1頭1頭の肉質や
脂の入り方に違いがあります。
目で見極め、指で食感を確かめ、もっとも美
味しいとんかつにするための仕込みの程度を
変化させていきます。
イベリコ豚は脂気が少し強いので、それを抜
くために霜降りをすることで、バランスのい
いとんかつにしております。その他のお肉に
関しては、ロースはとにかく「筋切り」を丁
寧にやること。火の通りがよくなり、
肉がと
ても柔らかくなります。ヒレはミートチョッ
パーでよく叩いております。
ロースはやはり厚切りの方が美味しいため、
なるべく版の小さいものを仕入れおります。
脂と赤身のバランスを楽しむものですので、
ブロックから小切りにする際に、長年の経験
での見極めが重要になります。
とんかつを揚げるため油は、味を左右するとても重要な要素で
す。
こばやし亭の油は、長年の試行錯誤の末に生まれました。
端的に言いますと、それは鰻のタレのように、継ぎ足すことで
す。
日々揚げられる銘柄豚の旨味が油の中に溶け込んでいき油の中に旨味が足されていきます。それを長年の経験をもとに新しい油を足していくという独自の方法で1日1日美味しくなっていきます。